バスカヴィル家の猫

タイトルに大して意味はありません、Shimonでございます。

毎度毎度、猫一号の猫バカエントリにお付き合い頂き有難うございます。お陰様で猫三匹人でなし一匹の四匹暮らしは無事半年を超え、ジョンはかまえあそべとにゅわんにゅわんと鳴き喚き、シャーロックは隙あらばジョンの餌を食べようとして俺に怒られ、猫一号はせっせと猫用グッズをamazonなどで注文しまくるという平和な毎日を送っております。
ところでふと気付いたのですが、そう言えば何故うちのバカ猫どもが「シャーロック」と「ジョン」なのか、ちゃんと書いたことがなかった。ツイッターかFacebookなんかでぼそっと書いたぐらいだった記憶も。まあ、書いてみましょう。折角、猫二匹の事実上の実家である「キャッツ&ドッグスカフェ」のブログでも、ちょくちょく二匹のことを居間の名前を付けて触れてくれているので。

うちの猫どもの名前を見て「タイムボカンが由来ですか?」とか「シェイクスピアだったらシャイロックですよね?」とか、流石に言われることはありませんわな。ええ、ご存知、サー・アーサー・コナン・ドイルの「シャーロック・ホームズシリーズ」の登場人物たちから名前を頂いております。
で、たまに「なんで『ホームズ』と『ワトソン』じゃないの?」と聞かれることがあります。「名探偵ホームズ」なんて名作アニメがありましたな。確かに「シャーロック」よりは「ホームズ」の方が分かり良い。挙句、「ワトソン」じゃなくて「ジョン」だったら、どこのジョンだ?いやまあ、うちのジョンなんですけどね。
つまりは、「名前」なんです。「姓」ではなくて。ホームズって言うと、あの作品には実は二人のホームズが出てくるわけですね。シャーロックとマイクロフト。だから、「ホームズ」じゃなくて、「シャーロック」。「鬼瓦」より「権三郎」の方が明らかに名前なわけでして。だから、ジョンもワトソンじゃなくて、ジョン。

さてではそもそも、何故シャーロック・ホームズシリーズから名前を貰ったのか、という話になります。これは単に、俺が好きだから。
そしてここが重要なポイントです。
後のシャーロックことテムズを写真で見た時、随分神経質っぽい顔立ちに見えたわけです。ん?なんか最近、NHKで見たな、こんな顔の役者…。ぼんやり考えていると、突然ひらめきます。「あ!ベネディクト・カンバーバッチだ!!!!」はい、我が国のテレビ局において最強のシャーロキアンなテレビ局NHKで放映され大人気だった「SHERLOCK」にシャーロック・ホームズ役として出ていたあの俳優さんです。映画「ホビット」のスマウグの声優役としても有名ですね、少なくとも指輪物語好きの間では。
だからあの猫を選んだわけではありませんが、その時の印象は強く作用しました。でもそんな直感を得る前に走って居たのが、「こいつはうちの子!」という直感でした。
そして、そもそも多頭飼を目論んでいた俺としては、もう一匹にもちなんだ名前を…なんてのはその時全く考えていませんでした。テムズことシャーロックを選んだ事自体は、実はまた別な話であります。まさに天啓が下ったというか。まぁそれはさておき。
その後、こんな流れで後に同カフェの古参猫たちを悩ませることになる所謂「白黒猫族の大移動」に伴い、里親募集の猫達が増えました。その中の写真で一番ヘタレ臭い猫に目が止まりました。何回か会いに行ってもケージに閉じこもって出てこない。同じように接していたテムズ(シャーロック)はその頃、ちょっとだけおもちゃで遊んでくれるようになっていました。
家に帰って白黒一族の写真をブログで眺めていると、あの一番ヘタレな猫が妙に気になり、一気に「この子はうちの子になる!!!カシオミニを賭けてもいい(持ってないけど)」となり、実はその猫がアーチー、後のジョンでした。
別に一方がシャーロックだったからジョンにしたわけでもないんですね、実は。こいつだ!と決めて顔立ちをよく見てみると、あれ、やっぱりなんか見たことがあるなあ、そしてやっぱりNHKだぞおい。ん…、あ!マーティン・フリーマンじゃん!!!ワトソンくんだよ、ワトソンくん!あの役者がちょっと困った顔した時の顔立ち、こいつそっくりじゃん!!

そしてこの二匹は我が家に引き取られ、猫一号からのたっぷりな愛情を受けながら順調に育ち、今に至るわけです。
気付けば、案外この命名は的を外していなかったらしく、シャーロックは慎重な頭脳派、ジョンはマヌケなところはあるけど結構体当たり。最近、特に二匹のこのへんの性格の差が出てきていて、結構面白いです。絶対シャーロックは年上のおねーさんにモテるタイプだけど、ジョンは年下の女の子にモテるタイプだろうなとか、相当どうでもいいこと考えながら、運命のめぐり合わせってのは面白いもんだなあと、つくづく思うのでした。

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