ぱっちんは嫌にゃー。
Facebookの方には経過を書いていましたが、シャーロックの傷その後です。2つの傷口がいっこうにふさがる気配がなく、「もうしばらく様子を見てふさがらなければ、縫うことも検討した方がいいかもしれません」と言われました。縫うとなったら傷口の周りを一度切り取る必要があるそうで、鎮静剤と局所麻酔をかけて半日がかりの手術ということになります。しかし鎮静剤を使うということで全身麻酔ほどの危険はないですがやはり心配なこと、大掛かりな手術になるのでシャーロック自身にも負担になるということで、なんとか手術しない方法はないでしょうかと実家のYさんからも先生に相談していただきました。
病院でもドクターカンファレンスで検討していただいたようで、手術を決める前に、医療用のステープラーで縫合して様子を見ることになりました。…って、麻酔もなにもなしでいきなりぱっちんされて、痛くないんですかね?先生は「一瞬痛いかもしれませんけど、ちょっとがまんしてもらいましょう」と。
3回、ぱっちんしました。1回めは何をされているのか分からずじっとしていたのですが、2回めはぱちんとされた瞬間すごい勢いで腕が逃げて、3回めは身をよじってました。やっぱり痛かったんだね。通院にもずいぶん慣れて、診察台の上ではリラックスしていたのに、固まる置物に逆戻りしてしまいました。
5日後、経過観察のための通院では、捕獲にいつもより手間取りました。診察台の上でも、傷の消毒をしている間はまだおとなしくしていたのですが、先生が背中を向けて何かを探していると、すごい力で逃げようとします。前回、先生が後ろを向いて取り出した道具でぱっちんされて痛かったのを思い出して、怖かったのでしょう。私の保定では不安なので別の先生に代わっていただきました。
傷の様子はといえば、2つあるうちの片方(写真右の方。クリックすると大きくなりますので傷とか血に弱い人は注意)はうまくふさがったようで傷口がくっついていましたが、もう1つはそのままでした。組織はきれいなので、もう1回ふさがっていない方をとめなおしてみることになりました。
ということで再度止めるために、周囲の汚れや毛を巻き込まないようにきれいに拭いていただいていたのですが、とにかく身をよじって前脚をひっこめようとします。「おかあさん、顔が見えるところに来て声かけてあげてください」と言われて顔が見える方に回り込むと、鳴かないけど泣きそうな顔でこっちを見ています。「大丈夫だからね、ぱっちんちょっと痛いかもしれないけど先生がなおしてくれるからがまんしようね、いい子だからね」といいながら頭をなでると、少し落ち着いてくれました。こんな時なのに「私のこと信頼してくれてるんだ」とちょっとうれしくなったり、ああ本人はそれどころじゃないのに、と少し自己嫌悪したり。もう2か所止めなおしていただいて、また5日間ほど様子を見ます。これでふさがってくれればいいのですが…。
帰宅してごほうびにささみをあげようとしたのですが、口をつけませんでした。ここ数回の通院後は、普通のごはんはすぐに食べなくてもささみは喜んで食べていたのですが。夜は外出しなくてはいけなかったので、晩ごはんはShimonに「ねこ缶の上にささみのせてあげてください」と頼んでおいたら、ペロッと食べたと連絡がありました。ジョンは何もしてないのにおこぼれにあずかって超喜んでいたようです。
その日の夜。私が自分の部屋にいたら、リビングのケージの2階の定位置にいたシャーロックがめずらしくにゃーにゃー鳴いて呼びます。顔の周りを撫でてあげるとゴロゴロいうのですが、離れるとしばらくしてまた「にゃー」。夜はいつもジョンがベッドに上がって私の顔に近い方、シャーロックは足元かベッドの下なのですが、この日はジョンが上がってくる前にシャーロックが胸元に来て鳴いていました。なでている手をはなすと両方の前脚で私の手をつかんで離さない。怖くて子猫返りしていたようです。翌日にはいつものツンデレ王子に戻ってましたけどね。
ジョンはくしゃみが相変わらず止まらなくて、抗生剤(アモキクリア)を8日分、追加で出してもらいました。昨日のみ切ったのですが、今のところおさまっています。
スプレーは思い出したようにしているようですが、今のところトイレ改築の効果で大事にはなっていません。でも、この2日ほどうんちんぐ・ハイがすごくて、終わった後うんちが切れるのを待たずに走り回るので、家の中は危険がいっぱいです。うんちの時間が「朝ごはんの後、1日1回」と決まっているのが救いです。