おかーさんのおかーさん。
それは、1本の電話から始まりました。
「あーもしもし、あのね。突然なんだけど、来週の土曜日に泊めてもらっていいかしら」
猫1号母、上京。なんでも孫(猫1号からみると甥)の野球の試合を見に行くついでにうちにもよりたいとか。
「えー、ねこいるんだけど平気?」
「ねこちゃんにも会ってみたい」
・・・・さいですか。大丈夫かなあ。「ママは猫は苦手だからダメ」で、ねこ飼えない子供時代を過ごした記憶があるんですが。
うちに来た母が寝る場所ですが、普段猫1号がにゃんずと寝ている仕事部屋のベッドに寝てもらうしかありません。にゃんずには「今日ここに寝てる人はおかーさんのおかーさんだからね、ベッドは上がっちゃだめよ」と言い聞かせて。
ねこ苦手なままかと思ったら意外なことに「ジョンとシャーロックはどこ?」とかまいたがる母。最初の夜は母に近寄らなかったにゃんずですが、翌朝には空気読んで多少はコンタクトを許してくれたようです。
「楽しかったー、またねこちゃんに会いに来るね」と母は上機嫌で帰っていきました。
母が2泊した間、ベッドの上にあがるのを我慢していたシャーロック。ありがとね。
……さて。心配していた下痢もせず、ようやくほっとしたら、3日後の木曜日からシャーロックのトイレの様子がおかしくなりました。いつも食事の後にはトイレに行くのですが、にゃーにゃーなきながらトイレの中をぐるぐる回るだけで肝心のものが出ない。普段は使わないケージの中のトイレでしゃがんでみたり、ジョンが使った後のトイレを埋めてそのうえにしゃがんでみたり…どうもおしっこをするのがつらいようです。それでも金曜日、土曜日は、朝起きてチェックするといつもシャーロックが使うシステムトイレに出した痕跡があったのですが、日曜日になってそれもなくなったので、病院に連れて行きました。
検尿してもらったところ、pHが8ぐらいあって高い(アルカリ性)、タンパクがかなり出ている、潜血はないし結晶なども出ていないけど少し尿が濃いので、おしっこが薄まるように水を多めに飲ませて、しばらくpHコントロールの療法食にしてくださいという診断。脱水症状などはありませんでしたが、排尿を促すためにからだに水分をいれるということで100mlの皮下補液をされました。原因は「寒くなって飲水量が減ったのと、お客さんが泊まっていたのならおそらくストレスでしょう」とのこと。
ごはん(ロイヤルカナン pHコントロール オルファクトリー)は、おしっこが元通り出るようになったとりあえずら戻してもいいといわれましたが、繰り返すようなら長期的に考えないといけないかも、とのことでした。この試験紙、pHだけじゃなくてタンパク、潜血、糖などもチェックできるやつで、買おうかな…と思って調べてみたら100枚で12,000円もするらしいんでやめました。pHチェックだけならもっと安いのいろいろあるみたいだしちょっと調べてみますかね。
本にゃんはそう主張してますが、先生に「ちょっとおなかがたぷたぷしてきましたねえ、pHコントロールフードは少しカロリー高めだから食べる量気を付けてください」と言われてしまいました。体重3.7kg、順調に増えております。